舞台用の帽子のお仕事

しばらくブログもお休みしていたが、帽子の製作が押していて、ちょっと時間が取れずにいたので、済みませんでした。

8月23日、24日とリハーサル本番と併せて、水戸に出入りしていました。

久々の芸術館。車で乗り入れて、近くの駐車場に1日500円というところがあったので、ラッキーと入り口で駐車券を取ろうとした

時点で、ばつ。幾つか空きスペースが見えるもののただいま満車ですとゲートが開かず、あきらめて芸術館の駐車場に停める。

私は美術館が好きだ。今の住居の近所にも散歩でいける距離に現代美術館があり気に入っている。

ワークショップや、映画など楽しみが多いのもいい。何よりいるだけで、すがすがしい気分になる。

ロンドンにいるときは、時間があればいつもナショナルギャラリー。あそこは

本当にいい。絵の量もすばらしく多いが、部屋ごとの色が違ったり、好みの絵の前でずっと座っていたり

しても、スケッチしていてもぜんぜん構わない。人に見られて恥ずかしいのでやった事がないが、

いつもうらやましく思っている。誰にも見られない外でスケッチをするのは好きで、素敵な家の前など暇があると

絵葉書サイズのカードに色鉛筆でスケッチしていたのは、言葉が通じないもどかしさもあった頃だと思う。

 

いまや水戸のシンボルともなった芸術館のタワーは、磯崎新のデザインの大変目立つタワーだ。

中も登ることができるが、今回はすっかりそんな事も忘れていた。息子は上ってきたようだ。

私が美大を目指して水戸の予備校に通っている頃に建ったように記憶している。

その頃は、遠くからもとても目立つタワーを誇らしく思うとともに、目立つのでちょっとくすぐったいような

感じがした。浪人や、受験生の身分なのに馬鹿ばっかりやっていた記憶しかないが大変楽しかった思い出も

多いのが水戸だ。

今回も、昔製作したものが、新たな生まれ変わりをするために、

水戸まで運ばれてきた私の帽子たち。

さて、どんな生まれ変わりをするのやら。

リハーサルの準備のために箱から出されて待機中。

 

 

今回は、ダンスのチームの帽子の製作も

注文を受けて制作。当日まで、出演者が

分からなかったので、サイズもイメージも手探りでの制作というのも

なかなか良い経験になった。

色々な思案はあったものの、舞台、テーマなど

大まかなイメージさえ聞いていれば、形にはなるというのも初めての経験。

そして、舞台の上でいったい何が起きるのか

どきどきしながら、じーっと待っている帽子たち。

明日の本番は、どうなるんだろうか。。。

 

 

 

 

 

Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.