舞台用のお仕事 2

先日の続きが書きたいのですが、手元にある、ピンボケの画像を

使って、ちょっと内容だけでも伝えられたらと思っています。

リハーサルで、華道の萩谷先生が、

アシスタントの方たちと一緒に

本番の準備をしています。

木を組んで階段を付けて生け花の土台の準備です。

どんなに大きなものになるのでしょうかと

どきどきです。

 

萩谷先生が、私の帽子をみながら、

色々イメージをわかせているところ。

これらの帽子がお華として

先生が準備されたプラットフォームに

生けていかれるのです。

 

 

舞台では、生のお琴、そして

尺八、さらにはピアノの連弾

などの音楽も演奏されるので、

お琴のチューニングの準備を

本番前にされるのです。

衣装は、おそろいの舞台衣装さんが作った着物。

とても楽しみです。

そして、本番前に

生け花の萩谷先生の手で

どのように生まれ変わるのかを

舞台の袖で待つばかりの

帽子たち。脇には、先生が

用意された笹も待っています。

6時開演ですが、お琴、尺八の演奏、大海先生のダンスが入っていき、

その脇では、萩谷先生の華道のパフォーマンスが、というような

流れで、その後、麗華さん他、すばらしいダンサーたちが踊り、

とあまりにも盛りだくさんで、どのようにお話していけばいいのか。

私は、今回同時に大海先生率いるダンスチームの子供たちの帽子を制作したので、

そちらの帽子のフィッターも努めていたので、舞台の様子は、モニターや袖でちらちらと

見ていたけど、すばらしいパフォーマンスだったので、お客さんとして観て見たかったなとも

思いました。萩谷先生には、”一緒に帽子を渡して欲しかった。” と言われて、時間取るべきだったなーと

終わってから思いました。。

 

 

 

 

 

帽子のオーダー

先日のダンスパフォーマンスの当日の写真は、残念ながら撮影の規定があったもので、

当日の様子は、いずれ書きます。

久々におしゃれ帽ということでオーダーを頂いたので、

楽しみました。

There was regulation for the picture taking.Unfortunatelly I dont have any photo to show  for the Dance performance . Perhaps another day.

I got order for the Special occasion hat for the summer. I enjoyed making it.

つばは、シナミーという素材で、バナナの繊維で出来ている夏の帽子の材料です。

つば先にワイヤーそしてグログランテープを手縫いで留めてあります。

頭の方は、既成のストローの帽子をカットしてつばと縫い合わせて、

淡いピンクのシナミーをアレンジして

つば先のローズピンクに合わせた布で作ったボウと既成の取り外し可能のコサージュで

飾りました。

Synamay is the brim material which is made from Banana fiber.

I stitched wire and grougran tape around the brim by hand.

Using paper straw braid crown attached to the brim, I also wrapped pink unsttifend synamay around the crown.

Arranged  hand made rose pink bow to match with the edge of the brim. Added ready made corsage which can be  clipped on and off.

横からみるとこんな感じです。

淡い日差しが入り込み、影が何ともいえない美しさを

演出してくれるはずです。

From the side. Sun beam came in through the brim which gave a beautiful lighting effect.

This makes a wounderful appearance for your face.

 

舞台用の帽子のお仕事

しばらくブログもお休みしていたが、帽子の製作が押していて、ちょっと時間が取れずにいたので、済みませんでした。

8月23日、24日とリハーサル本番と併せて、水戸に出入りしていました。

久々の芸術館。車で乗り入れて、近くの駐車場に1日500円というところがあったので、ラッキーと入り口で駐車券を取ろうとした

時点で、ばつ。幾つか空きスペースが見えるもののただいま満車ですとゲートが開かず、あきらめて芸術館の駐車場に停める。

私は美術館が好きだ。今の住居の近所にも散歩でいける距離に現代美術館があり気に入っている。

ワークショップや、映画など楽しみが多いのもいい。何よりいるだけで、すがすがしい気分になる。

ロンドンにいるときは、時間があればいつもナショナルギャラリー。あそこは

本当にいい。絵の量もすばらしく多いが、部屋ごとの色が違ったり、好みの絵の前でずっと座っていたり

しても、スケッチしていてもぜんぜん構わない。人に見られて恥ずかしいのでやった事がないが、

いつもうらやましく思っている。誰にも見られない外でスケッチをするのは好きで、素敵な家の前など暇があると

絵葉書サイズのカードに色鉛筆でスケッチしていたのは、言葉が通じないもどかしさもあった頃だと思う。

 

いまや水戸のシンボルともなった芸術館のタワーは、磯崎新のデザインの大変目立つタワーだ。

中も登ることができるが、今回はすっかりそんな事も忘れていた。息子は上ってきたようだ。

私が美大を目指して水戸の予備校に通っている頃に建ったように記憶している。

その頃は、遠くからもとても目立つタワーを誇らしく思うとともに、目立つのでちょっとくすぐったいような

感じがした。浪人や、受験生の身分なのに馬鹿ばっかりやっていた記憶しかないが大変楽しかった思い出も

多いのが水戸だ。

今回も、昔製作したものが、新たな生まれ変わりをするために、

水戸まで運ばれてきた私の帽子たち。

さて、どんな生まれ変わりをするのやら。

リハーサルの準備のために箱から出されて待機中。

 

 

今回は、ダンスのチームの帽子の製作も

注文を受けて制作。当日まで、出演者が

分からなかったので、サイズもイメージも手探りでの制作というのも

なかなか良い経験になった。

色々な思案はあったものの、舞台、テーマなど

大まかなイメージさえ聞いていれば、形にはなるというのも初めての経験。

そして、舞台の上でいったい何が起きるのか

どきどきしながら、じーっと待っている帽子たち。

明日の本番は、どうなるんだろうか。。。

 

 

 

 

 

帽子とは、関係ないけど六角堂

ちょっと時間がたちましたが、小学校の夏休み入ってからすぐに実家の帰りに立ち寄った

北茨城市の五浦海岸(いずらかいがん)の六角堂周辺を息子と一緒に散策しました。

岡倉天心のゆかりの土地で東京藝術大学の前身東京美術学校の学長をされていた

日本の美術界で重要人物です。別荘プラスワークショップというか、美術塾といったところでしょうか?

六角堂という何とも不思議な建物が岬の突端に建っておりますが、先の大地震と津波で流されてしまい、

茨城大学の協力で、見事復元されてもとの姿に戻りました。

六角堂からの景色は、まるで海が自分のもの。すばらしい景色に岩が作る自然の絶景。こんな景色を

描かずにはいられないでしょうね。後世に塾生たちは、すばらしい作品の数々を残したようです。

船を出せばつり三昧。まさに天国のような場所ではありますが、自然の厳しさは、突然牙をむきますね。

 

 

 

こちらが、赤く6角形の六角堂が見える公園からの風景。

 

 

 

そして、これが六角堂からの景色!海の色も

透明で、すばらしく穏やか。

大津波が飲み込んで行ったとはとても考えられないような

穏やかな海でした。

 

 

そしておなかが減ったので、

魚介類のおいしいレストラン探そうと

一番近場のレストランに駆け込んで、

景色を楽しみながらのランチ。

メニューは、刺身定食に、目光のてんぷら定食。

 

 

 

そして、食後!

私が、息子のお残し分まで完食。

お残しはゆるしまへんで!

おいしゅうございました。

次は、ディズニー展を観に、五浦美術館に行きたいです。そちらの美術館のお庭からも絶景が楽しめます。

 

 

直しなど

メールで画像を送付後やり取りした結果、お客様がもう少しつばの小さいのをお好みなので、少しつばの中心の幅のみを短くして、付け替える事に。

出来上がり6.5cmのつばを2.5cmカットして、つけることに。

まずは、すべりのステッチ、そして裏地のステッチ、そしてつば付けのステッチをはずして、

つばの部分を計って、自然なカーブを書いて、切っていきます。

After sending the image of finished hat via e-mail , we discussed about the length of the peak.

I agreed to trim the peak 2.5cm in the middle part.

Take the stitch out of size tape, lining, then take the peak off.

Line the natural curve on the peak , then cut it off.

After cutting, machine them back again. Then the job was completed.

 

その後は、ミシンでつばを縫い付けて、裏地、そしてすべりのステッチ。でお直し完了です。

I have used letterpack350 from post office shortly after finished.

Then customer sent me the kind comment!

"Hiiiiiiiii I just got the hat about half an hour ago!!! Suuuuuuuuper cute!! Thank you!!"

Thank you, too!

 

 

その後、レターパック350で即発送。

お客様からのコメントです。"Hiiiiiiiiiiii I just got the hat about half an hour ago!!! Suuuuuuuuper cute!! Thank you!!"

こちらこそありがとうございました。

予定では、郡山の采女祭りの

ゆかたDeコンテストに参加して、私のゆかたと帽子のコラボをプロモーションしたかったのですが、

用事が入り、断念。しかしながら、帽子のプロモーションは続けていきたいです。

I was planning to enter the Yukata( summer Kimono ) Competition in Kooriyama Uneme Festival

to promote my hat and Yukata collaboration but unfortunatelly my moving business coming in the last minuites.

I shall keep promoting my hats!

これもお客様から依頼のあった帽子の飾り変えです。

トレーンのついたリボンで柔らかく落着いた感じに仕上げました。

タックが入っているので、どこか袴のような和風な感じがします。

This is another order for changing the trimming from existing hat.

Tacked bow with train in centre. Came out soft and chic.

Because of the tacked bow that trimming feel a litte bit Japanese taste.